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弓弦様、もう何度心の中で名前を呼んだだろう。
僕と弓弦様の恋は暗い夜の中を宙ぶらりんのまま、一つのピークを迎えようとしていた。
「イチは弓弦様のお家を知っているんですよね?どんな感じだろう……」
「広くて綺麗なのです。たまにお風呂に入れて貰いました、若様のおうちの風呂はきっと二人で入れますよう~」
「いいなぁ……僕、弓弦様と一緒に暮らしてみたい」
僕の口にした願い。すぐじゃなくても叶うといいなぁ、とそう思っていた。
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