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「縄文尺ってことか。浪漫がありますよね!」
「菊池、もっと言えば、縄文語だってあったのかも知れないぞ」
「え?」
「考えてもみろよ。何百人と住んでいたコミュニティだ。物々交換だって、狩猟の役割分担だって、建築物の現場監督だって、言葉がないと大変だろう」
「確かに。文字はないけど、言葉はあったかも知れないですね。遠方のヒスイがイマイチだったら、クレームつけたいですし」
「クレームって。お前がこのムラに居たら、日本史上初の村八分だったかもな。わはは」
「なんでそんな嫌な奴キャラなんすか」
当時の人口密度を考えると、三内丸山遺跡の人口は別格だ。それだけ人が居たら、縄文語も存在しただろうし、天才的な技術者やカリスマも居たに違いない。
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