07.アメリカ西海岸のマヨヒガ

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07.アメリカ西海岸のマヨヒガ

 カーナビに従って、国道一○三号線を八甲田山方面に向かって走っていく。結局運転は部長ではなく綿原君が担当した。大柄な部長が助手席になったので、残った三人が後部座席に乗り込んだ。五人で楽しく話していると窓が結露する。僕は定期的に窓ガラスをダウンの袖で拭いていた。エクストレイルはスタックすることも、スリップで逆ハンドルを切ることもなく順調に進んでいった。
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