少年時代 彰一編

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どうであれ、俺は兄貴が好きだ。尊敬している。 だから、幸せも願っている。 あの時結婚を勧めたのも、自分の子供を授かったら、もっと幸せになるのではないか? そう思ったから 浅はかな考えだと、今なら分かる。 結婚はもう無理かもしれないが、彼が満足できるような環境で、(そして犯罪者にならない手段で)過ごしてほしい。 幸せを願っている! お願いだから、犯罪者にはならないで欲しい。 そう思って、帰路に着く。 さあ、今日はどうやって妻を口説くか、悩ましい。                完
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