俺の兄貴がロリコンだった事件簿

少年時代 彰一編

俺の兄は尊敬できる人だった。

小学生のときからボーイスカウトに入り、中学、高校、大学まで子供会の世話人をしていた。

面倒見が良く、子供達には絶大な人気を誇っていた。

俺とは何もかも違っていた。

そんな兄貴には、中学か高校のとき、年下の彼女が入れ替わり立ち替わりいたが、すぐに別れていた。

俺が忙しいから

何となく納得していたが、モシカシテあの頃からか？

世話人の方に力が入っていたのは気のせいではなかったのか？

社会人になってから、めっきり女の姿を見なくなった。
たまに俺より年下の女の子と歩いているのは見たことあったが、紹介されたことはない。

そうこうしている間に、俺たちもいい歳になった。