サラン逆襲

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ぼくの名前は「サラン」。 韓国語で「愛」という意味だそうだ。 ドーベルマンという犬である。 「サラン」という名前は、ぼくが、この世で一番、いや……きっとあの世に行っても一番、大好きな春樹が付けてくれたものだ。 ぼくは、この「サラン」という名前が、とても気に入っている。 春樹がぼくを、「サラン、おいで」などと言ってくれると、うっとりして、春樹の元へ飛んで行ってしまう。 しかし、その春樹とぼくの間に、途轍もない邪魔な奴が来た!
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