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いつだって話しかけてくれるとき、本人が好きな実況動画の配信者の話しかしない人がいます。こちらがなにをしていてもスマホを取り出し、「ね~これ見て欲しい!」と言う子がいます。
初めは気づきませんでした。でも話す機会が増えれば増えるほど、「あれ」と思うことも増えました。
実を言うとわたしは話し声の多い動画は苦手です。その旨をそれとなく伝えてみました。数日の間、話題は実況以外の歌い手や短いネタ動画の話に。しばらくたった後、「これ送信するから見て欲しい!」
送られてきていたのはゲームの実況動画でした。
伝え方が軽すぎたのかな。
わたしの好きな映画の話をしてみます。
こういうところが好きなんだ~「ああ、わかる!」
お、理解が得られた様子。「私がこの間見た動画でもね~」
話が戻ってしまいました。
もう少しぐいぐい話すべきだったかな。
他のわたしの好きなものや、別の共通の話題にしてみようともします。なんとなく上の空。
たまたま話したい気分だっただけかも。
悪意は感じられない。雑談の話の内容以外は基本的にいい子です。
わたしが気にしすぎなだけかも。
知らない話題にしてしまっただけかな。
疲れて返事が億劫なだけかも。
大好きなものを語りたくてたまらないのかも。
たくさん考えてみました。観察してみました。知ろうとしてみました。他の人を交えて話してみました。
あるとき、ふと気がついてしまいました。
ああ、興味ないんだろうな
わたしのことに。
人のことに。
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