僕は君に会いに行くよ

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      * 「本当にこれで良かったのか?」  宇津木がカレーライスを食べながら顔をしかめる。 「辛いな」 「レベル2だろ、それ」 「カレーは甘口が好きなんだ。山田、レベル5って何だよそれ、もう人間の食い物じゃないぞ」 「もしかして宇津木って甘党なのか」 「もしかしなくてもそうだ」  むっとして宇津木は水を飲んだ。 「そういえば冬はいつもココアを飲んでいた。売り切れだと自動販売機を蹴り上げてたよな」 「つまんないことを覚えているんだな」  宇津木はメニュー表を開けて「レベル2、甘口って書いてあるけど嘘じゃないのか」と文句を言った。 「レベル1のお子様でも大丈夫、にすればよかったのに」
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