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「宇津木ってどんな部屋に住んでいるの?」
間違ってもナチュラルテイストとか北欧雑貨がある明るい部屋に住んでいてほしくない、と思った。
六畳一間の築年数の古い木造アパートに住んでいれば理想的だ。
「ああ?」
宇津木はプリンが入っていたガラスの器をテーブルの端に押しやると、またコップに水を注いだ。
「何だよ、急に。どんな部屋って、普通の部屋だよ。ワンルームの……あっ」
いきなり大きな声を出して椅子を後ろに引くからぎょっとした。
「どうかした?」
「お前、もしかして」
顔をしかめてのけぞった。
「マジで本当だったのか」
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