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調子よく動くコピー機に「よし。がんばれよ」と励ましを送り、誰も僕を認識しないオフィス空間に「ありがとうございました」とはきはきと伝え、明るい気持ちで空を見る。
それは、つまらないプライドを捨てることができれば簡単に手に入る日々なのかもしれない。
そういう日が、来れば。
いつか僕は君に会いに行くよ。
村上がくれた鮮やかな色のクッションにそっと触れてみる。
指は柔らかくその中に包みこまれ沈んでいった。
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