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今、この瞬間、東京だけでどのくらいのコピー機が動いているんだろう。
そう考えると不思議な気がする。
僕自身は一日に片手で数えるほどの回数しかコピー機を使うような必要性に迫られないのに、あらゆる場所で動いているコピー機はローラーをすり減らし、紙詰まりを起こし、トナーの交換を求めている。
オフィスの新設、移転、オープンする予定のコンビニ、スーパーなど営業担当が毎日行く場所があるのも信じ難いことだ。
最近は端末機器の機械も増え(データーを読み取って印字したラベルを出す、という点でこれらは一応コピー機なのだ、スーパーのパック表示ラベル、銀行の機械から出てくる番号札や利用明細など一般の人の意識しないところにも僕らの仕事はある)横文字の部署も増えた。
世の中にコピー機はそんなにも必要なのだろうか。
もちろん社員である僕がそんな疑問を抱いてはいけないのだろうけれど。
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