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「借金のカタに変な店で働かされずに済んだから結果オーライじゃないか?」
「バッグを奪われる時に抵抗して体中痣だらけになってましたけどね」
「擦り傷程度で済んで良かったよ。君たち三銃士がいなければ今頃凛ちゃんはもっと悲惨な目に遭っていたはずだから」
「三銃士?」
「君と鈴木と宇津木の三人」
「三銃士だなんてそんな。それに、僕達は仲間でもなんでもない、ただの同級生です」
「ただの同級生でそこまでするかなあ。だってもしかしたら命に関わったかもしれないじゃないか」
「まあ、タチの悪い相手ではありましたね。だから宇津木が必要だったんですけど」
「なるほど。君はなかなかの策士だ」
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