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その日の夜
結局カイは不機嫌な顔のまま自分の部屋へと入り
お兄さんと私はリビングに残された
てか私、ハナちゃんのお兄さんに会うの
今日が初めてなんですけど、
なんでこんなことになったんだろう、、、
考えても分からず
とりあえず受け入れる事にした
「あの、お兄さん?夜ご飯どうします?
外に食べに行きます?」
「麗奈、お兄さんじゃなくてシンって呼んで
あとカイと話すみたいに敬語はいらないよ」
「いや、でも、、、」
「今度、敬語で話したらお仕置きするから」
「お仕置き??」
何をされるのか不安な私とは別に
すごく楽しそうなお兄さん、、、
いやシンの顔を見る
「ご飯、俺作ろうか?」
「え?作れるんですか?」
「うん、麗奈は料理苦手?」
「人並み程度です」
急にシンは目を細めはぶてたような口をして
「敬語はなしだから」
「あっはい、いやごめん」
「本当に今度、敬語使ったらキスするから」
「え?キス?え?」
動揺しまくる私を見て面白そうに笑う
「もう何もしゃべれない」
「それは困るよ、明日は二人で遊園地行くのに」
「わかった、、、頑張る」
片言な言葉になる
そんな私を見てシンは微笑みながらキッチンへ立つ
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