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カイのことは気になったが
とりあえず部屋に戻ることにした
「わぁここが麗奈ちゃんと田塚先輩の家かぁ」
ハナちゃんが部屋の隅々までみるから恥ずかしくなる
「あんまり見ないでなんか恥ずかしいよ」
「ごめん麗奈ちゃん、つい」
「そうだよハナ！二人の家とかなんか
響きが嫌だから言うなよ」
「お兄ちゃんは黙ってて」
さすが妹、こんなイケメン目の前に
強く言える人なんて中々いないよね、、、
「仲良いんだね」
「「どこが？？」」
二人の声がハモるので笑ってしまう
「麗奈ちゃんは弟がいるんだよね？」
「うん、双子の弟と最近産まれた妹がいるよ」
「え？双子？」
シンがびっくりしている
「うん、野球バカの弟が二人いるよ」
元気かな？思い出し少し寂しくなる
「野球やってるの？カッコいい？モテる？」
ハナちゃんが興味津々で聞いてくる
「うーん、野球のことしか頭にないから
モテてるかどうかは分からないや」
「弟の話より麗奈の話聞きたい」
シンがつまらなそうにハナちゃんに言う
「もう、お兄ちゃん邪魔！
お風呂でも借りてきたら？」
邪魔って（笑）
そうだお風呂、どうしよう
シンの着替えどうしよう
カイがいるうちに借りておけばよかったな
そんなことを思っていると
玄関のドアが開く音がした
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