二人で誓う

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君をはじめて見かけたのは大学4年生の夏だった。 夏休みの始まる数日前の学食で君は一人、窓際の席から外を眺めいた。 僕にはそう見えた。 髪型はショートボブというのだろうか? 時折見せる右耳に髪をかける仕草が妙に印象に残る。 どこか悲しそうにも見えた君の事が気になって仕方がなかった。 『話しかけるか? どうする?』自問自答を繰り返す僕がそこにいた。
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