二人で誓う

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途端に年齢より少し幼く見える君の丸顔が陰りを見せていく。 「ご、ごめん……」 少し前までバラ色に染まっていた二人を包む空気がこれまでの事が無意味だったかのように色をかえ流れた。 それはまるで命がけで手に入れた世界にたった一輪の幻の花を失ってしまったかのような絶望の色だったに違いない。fbdc4b06-3b04-45c6-a3f3-a11fbb15270b
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