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「特に、埃がすごいな。めっちゃ積もってる」
「見るなよ」
「いや、『積もってる』よりも『降り積もってる』という表現のが正しいかもな」
「降ってないよ」
「そっちの方がいいでしょ、雪みたいで」
城崎との会話に、嫌気が差してきた。そもそも埃なんか積もっていない。
「それにしても、よくこんなになるまでほったらかしにしておいたな。こんな量の埃なんてどっから湧いてくるんだ？」
「……」
確信した。こいつはクロだ。
先生とグルなんだ。それで、有る事無い事を言って私を陥れようとしているのだ。
「お前はクロだ」
「違う、俺は城崎」
「……」
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