魔法学校紹介

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「あっいたいた!」 振り向くとそこには女の子がこっちに向かって来た。 「こんにちは、私リラ・スリグラ、リラって呼んでね!あなたのお名前は?」 「えっわ、私はアリス・ユズラル」 「じゃあアリスって呼んでいい?」 「別にいいけど」 「やったー!」 やけにハイテンションだなこの子 「じゃあ今日からこの学校に転校してくるの?」 「いやそれは今日決めるけど」 「えー!!じゃあもしかしたらこないのー?!」 「まぁそう言うこと」 「えーやだやだー!!」 なんなんだろうこの人、学校で浮いてそうだな 「まぁ仕方ないかーでは改めまして学校紹介へゴー!!」 はぁ先が思いやられると言う間もなくズルズルと腕を引っ張られていた 「じゃあ私の友達を紹介するね☆」 「はいはい」 長い廊下を歩いていると他の生徒たちから変な目で見られてしまった 「あんまり注目されるのいやだなー」 そうするとちょと広い談話室があった 「やっほーみんな見てみて見学の子だよ!」 「あれ?またなんかやらかしたの?」 「ち、違うよー」 「「ならなんでやらされてるの?」」 「うーじつは飛行の時に・・・」 「「「えー!箒を折った?!」」」 「またー?やりすぎじゃない?」 「やりたくてやってるんじゃないから!」 「えーとっ」 どうしようこう言う明るい子達苦手なんだけどなー 「あれ?その子は?」 「この子はアリス・ユズラルだよ。アリスこの子達は私の友達でこっちが」 「クレア・エミリアだよ!よろしくね」 そう言って肩までのショートがみを揺らしながらクレアが話しかけて来た。 「それでこっちが」 「ルル・イルゼと」 「ナナ・イルゼだよ」 「・・・えっともしかして双子?」 「「正解!」」 そう言って二人は笑顔で頷いてくれた 「じゃあ改めて授業受けに行こ!」 そう言ってリラが私の腕を掴んで来た 「えっちょっと・・」 「それじゃゴー!」 「振り出しに戻ったみたいになってるし」 「あははごめんねリラこう言うとこあるんだ」 「「だから多少は付き合ってあげてね」」 「本当に同時に言ってる」 私はちょっとびっくりしながら思った事を口に出してしまった。 「「すごいでしょ」」 すると双子は自慢げに胸をはった 「あぁー廊下で箒か使えたらいいのに」 「いや、さすがにそれはダメでしょ」 「あはは」 そしてクレアがツッコミをいれる ゴーンゴーンといきなり鐘の音がした 「ねぇこれって・・・」 「うんそうだよ」 「う、うそ本当に?」 「「本当だよ」」 「はぁー本当に最悪見学初日にしかも一発目の授業に遅れるなんて・・・」 「ご、ごめん時々こうなの」 「まぁ別にいいけど」  こうしてアリスのはちゃめちゃなある意味最悪な学校見学が始まるのでした。 「はぁーマジで最悪早く帰ってゲームしたいなぁー」
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