強大なる九重というバックボーン

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「え、芽衣とクラス別じゃん!?」 「ほんとだ、大丈夫?実は人見知りで昨日もろくに寝れてない要くんは。」 「普通に吐きそうだけど?」 吐くよ、無理無理、俺、今、四面楚歌。使い方あってる? 知ってる人誰もいないのは覚悟してたけど、カワイソウな俺たちにお情けで一緒のクラスにしてやろうみたいな、そんな配慮ないの!?ってなるでしょ。無理。帰りたい。 「じゃ、私3組だから。がんばれ。」 「お前は!累の前でしか!可愛くなれねえの!?」 「累ちゃんの前で可愛いのは当たり前でしょ、累ちゃんが可愛がってくれるんだから。」 「ほんっと人の鏡だな!!」 「そうだねぇ、じゃ!」 薄情者……!帰ったら晩飯のおかず1品俺が多くしてもらうからな……!! なんて現実逃避しても、目の前の1組のドアは消えてくれるわけもないので。仕方なく入ったが最後、ざわつくざわつく。そうだろうそうだろう、嘉多山なんて苗字この辺には居ないだろうから!知ってた!俺知ってたよ!帰りたい!!! 「なあ、中学どこ?」 「えっ」 突然出身中学聞かれるの?ヤンキーですか?帰りたいです、帰ってもいいですか、俺が今住んでる忍者屋敷、徒歩で帰れる距離じゃないんだけど。今なら徒歩でもいける気がするんだ。本当だって。朝までには帰れる気がするんだよ!! 「いや、この辺の中学のやつなら、誰かしら知ってるから。でもみんなお前知らないし、どこから来たんかなって。」 「えっ、東京、から」 「うっそガチ!?めっちゃ都会じゃん!!なんでそんなちっさくなってんの!?てかなんでこんなクソ田舎に来てんの!?」 待って待って待って、質問が多いよ、てかお前誰だよ、名前知らないから本当に頼むから1個ずつ、1個ずつにしてくれよ!!俺コミュ障なんだよ!!
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