忘れかけの記憶

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午前8:20分 旦那は有給で、私は仕事。 職場の更衣室で、ヘアカットを行う道具を身につける。 「あ!藍那さん!おはようございます」 更衣室へ入ってきたのは、このサロンに来て3年目の後輩、舞ちゃん。 舞ちゃんはまだアシスタントの子だけど、ニコニコの笑顔と持ち前のコミュ力でお客さんと距離を縮めるのが上手い。 そして、とにかく可愛い。 可愛いくてスタイルも良くておしゃれで、人当たりもいい完璧子なのである。 「今日はいっぱい予約のお客さんが入ってますね!頑張りましょう〜!」 いつもの笑顔でそう言う舞ちゃん。 だが、そんな舞ちゃんは 彼氏がいないらしい。 男の子に興味がないのかな?って思ったけど どうやらそうでもないらしい。 「頑張ろうね!」 いるよね、可愛いのに彼氏がいない子って。 私達は準備を完了させて更衣室を出た。 さて、今日も頑張ろう。
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