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ラーメンをすすり終わった後に麺をそのまま噴射しそうな勢いで言い募ったわたしに大野は目を白黒させる。
「お、おう」
「そもそもパパの定義ってなんだよそれ結局目的は一つだろっていう限りなく黒に近いグレーのあのパパ活?」
大野は、うええ、と顔を歪める。
「いや、北村、お前はパパ活に何の恨みがあんねん?」
「恨みなんかないよ別に。突き詰めていけば今や40代のわたくしが、パパ活してる20代キラキラ女子に嫉妬しているという面は確かにあるかもしれないけれど。それは若さに対する嫉妬であって、別にパパ活に対する嫉妬ではないもん」
「まあまあ、確かにやってる方からしたら嫉妬されるような活動ではないわな。お金に困ってパパ活しとるわけやろうから、キラキラかどうかも怪しいしな」
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