01

3/5
前へ
/5ページ
次へ
 そいつは校長先生に用があるらしい。  それで、その怪しげな集団が杖みたいなものを出して、何かの呪文を唱え始める。  いきなり何の茶番が始まったんだって思ってたら、生徒達が次々に石にされていってびっくりした。  やべぇ、本物だ。どうしようって、俺達がパニックになっていたら、また別の集団がやってきたのだ。 「グォォォォン」  ツバサを生やした悪魔みたいな生物と、試験管を持った白衣の女性が建物の壁をぶちやぶって乗り込んできた。 「はははっ、よくも私の野望を打ち砕いてくれたわね。お返しにウイルスをばらまいてやるわ!」  そいつの用事も、校長先生にあるようだ。  極めつけは、銀ピカロボットが屋根を壊して入ってくる点。 「ワレワレ、神威帝国に逆らったものは、どこへ行っても、けっしてミノガシハシナイ」  うん、それも校長先生を見てた。  けど、校長先生も何もせずに突っ立っていったわけじゃない。  なんか、怪しく光る薬を地面にぶちまけて長い呪文を唱えて、「いでよ!」とかやっている。  そしたら校長先生の周囲に突然人が現れた。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加