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 いや、今日は晴れだし。  窓の外は太陽さんさんだ。  元から電気つけるほどの天気じゃなかったしな。それはない。  だったら?  俺達は上を見上げた。    すると、そこには次元の渦っぽい何かが出現していた。  え?  映画の撮影でも始まったのか?  なんか角がはえたあやしげな集団がその渦から姿を現してきてるんだけど。  しかも、そいつら浮いてる?  魔法でも使っているのかって感じで、めちゃくちゃ俺達の頭上で浮いてる。  するとその集団の先頭にいた、ちょっと偉そうな奴が喋った。  他の連中より角が大きい。 「ふははははっ、勇者よ! やっと見つけたぞ」  そいつは校長先生に用があるらしい。  だって、校長先生見てるし。  校長先生以外目線の先にいないし。  なんでよりによって校長なんだって思うけど。  校長も校長でなんか、今まで見たことがないくらい機敏な動きで構えをとってる。  来ているスーツのポケットに片手を入れていたりするけど。  そこから一体何を出すつもりなんだよ。
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