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「あはははっ、よくも私の野望を打ち砕いてくれたわね。お返しにウイルスをばらまいてやるわ!」  試験管をちらつかせて、何か危険な物を散布するとか言っている。  その中身を見て見ると、あきらかにやばそうな色をした液体が入っていた。  近くにいた生徒や先生達が、慌ててそこから逃げ出す。  しかし、まだこれで終わりじゃない。  極めつけは、銀ピカロボットだ。  体育館の屋根を壊して入ってきた。 「ワレワレ神威帝国に逆らったものは、どこへ行っても、けっしてミノガシハシナイ」  うん、それも校長先生を見てた。  見間違いようがないくらい直視してた。  けど、校長先生も何もせずに突っ立っていったわけじゃない。  なんか、ポケットから出した怪しく光る薬を地面にぶちまけている。  そして長い呪文を唱えて、「いでよ!」とかもやっちゃってる。  そんな中二病な。  テレビや漫画じゃあるまいし、なんて思いながら見つめていたら、なんかその薬がぼわっと煙を吹きだし始めた。
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