彷徨える魂
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瞬時に画面に向い 経を唱える住職であるが 顔を熱する業火の勢いに 滝の汗が止まない…。 経に静まりたい心と 恨みの心が相まって 業火は悶絶し続ける。 しかし老齢の住職、 フラリと経を止ませた ほんの一瞬に 火の粉は四方八方へ…。 「なんと…してでも 壊れた供養塔を見つけ出し、 安らかな“鎮めの池”を 作らねばならぬ」
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