彷徨える魂

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その住職の願いは 解体屋の先代も同じ。 古参の職人・平さん”こと 一平(いっぺい)等数人を 招集し“祟り山”にて 読経の後に数珠を纏いの “供養塔”捜索。 “祟り山”と呼ばせる だけのことはある廃石置き場。 確たる証拠はないけれど 石の丸みに積んだ跡… 人面、獣面に血肉色。 摩訶不思議な石の山から  南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 と、選り分けるていると… 昼間が俄に曇天、 薄ら闇へと変わってきた 「…きたか…」 平さんの呟き。
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