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2023.06.05 前回の続きと、今やっていること
前回、「AIイラストくん」のイラストモードで作ったイラストを載せてなかったので、完成したサンプルを。
民族衣装の指定ワードを入れたんだけど、どうも民族衣装の参考画像がないみたいで、上↑と下↓の服装がガチャ状態で出力されました。
上のドレスは頑張ったほうだと思う。
意図したものとはぜんぜん違ったけど、デザインが素敵。
それから、宝石みたいな瞳の表現、悪くない。
↑の金網は、AIさんが困ったときに吐き出す画像で、よく出てくる表現らしい。(笑)
風が吹いてる感じの、髪の流麗さはとってもいい。
上↑の男の子、民族衣装を指定したんだけど、ダメだね。(^^;;
指も6本ある。(笑)
しかし、挿絵でも遜色ない仕上がりだから困っちゃう。
このレベルが秒で出力されるんだもん。
黎明期の3D作成を彷彿とするわぁ……一日かかってもレンダリングされないうえに熱暴走でハードディスクがお亡くなりになるほどの過去が、マシン向上で秒で作業が終了する最先端自宅マシンになったときと同じ、感動と脱力感。
あるいは一生懸命HTML(笑)覚えて組んだWebサイトが、いまやアプリでできちゃう感じ。
はぁあー、こっちが1ヶ月かけて描いてるシロモノが秒だもんなー。
イヤんなっちゃう。これで良くね?って思うよね。
ちなみに、ここのAIイラストは、2Dの人物はすべてこの系統の絵柄。
ライトノベルならじゅうぶん使えるよね。
プロンプト(呪文)を3D調にすると、もう少し違った印象の顔になるっぽい。
んでもって、イラストの男の子と同じ呪文で出力された人物モードの男の子。
民族衣装のデザインは良いんだけど、やっぱりそっちに全力感があって、顔の出来がヤバイ。(^^;;
AIイラストくん、YoutubeやTVで紹介されて、使う人が10万人?とからしいので、これからどんどん印刷やらWebやらで見かけるようになるのは間違いない。
将来、いらすとやみたいなお手軽サービスになっちゃうのかな。
正直ね、ぱっと見、もうプロのイラストレーターに描いてもらったのと変わらないのよね。
あーあー……本職のひとを廃業に追いやるやつだよなー。
まぁ、これまでアナログからデジタルに移行するときにも、本職の人たちの廃業はいくらでもあったので、文句言ってもしかたないんだろうなとは思うんだけども。
でも……無断で学習して勝手に使われてしまうのだけはいかんと思うのだけど、どうも日本のスタンスでは法整備が遅れるっぽいので、この先の未来が暗澹たる気持ちになってしまう。うーん。
さて。
愚痴っていてもしかたないので、お勉強を進めてたりします。
先日Twitterで紹介されていた本。
「ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則」
日本では2018年に出版されているんだけど、紹介されている映画から察するとたぶん2000年より前に執筆されたものっぽい。
これまで何冊か読んだ文章の指南本は、ざっとこんな内容だった。
・登場人物の葛藤について、感情にこだわって書け
・おのれの性癖(嗜好)を突き詰めて、話の中心に据えろ
・三幕構成で、展開を考えろ
でもって、今回の内容はと言うと。
絵や音楽は授業で教わるのに、文章作成の技法を学ぶ機会がないのは不自然で、「面白い」構成の脚本を作る方法を学ぶための本、と説明されている。
これはかなり良書だと思う。
自分の作品のなかで、章の一部はいいのに、ほかがなぜかダレる箇所がある、という問題箇所の理由と、改善方法に気づける。
あと、ハリウッド映画の脚本で三幕構成の理由が書かれてる。
正直、三幕構成の方式を取り入れたって、この根本がわかってなくちゃ全然ダメじゃん、と大反省してる。
いま半分読み終わったところなんだけど、これ、きちんと理解して実践したら話の構成を作る意識が大きく変わるんじゃないかな。
とにかくねぇ、頭の回転(というか情報処理量)が落ちてきてるので、読むだけだと記憶に残らないんだよ……。
必死に書き写して、内容を理解して、なんとか記憶しようとしてるから、全然進まないのよね。
ってな感じで昨晩、居間で作業してたら。
こっちを見て本を覗き込み、夫も「俺も読もうかな」とか言ってる。
お客さんに対して、話の内容に興味を持って、面白いと思ってもらえる構成を学びたいんだって。
彼が扱う内容は数学が中心だから、文系のこれって参考になるんだろうかと思いつつ、興味を持つ感覚は本当にすごい。
気づいたら、わたしが持ってる色彩デザインの本を参考に、自分特有の配色でプレゼン用の図形組んだりしてたのよね。デザイン業界じゃないのに。
さすがに第一線の企業や大学の教授を相手に活躍してる人の集中力と意識は違うなぁと感じる……。
恩恵だけ受けてる身分だけど、せめて努力だけは怠らんようにしないといかんです。
一本、あたまのなかで話ができあがりかけているんだけど、上記の本のやりかたを実践してみたら、はたしてどうなるだろうか。
ちょっと楽しみではある。
早く読み終えて、新作を書き始めたいな。
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