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2023.08.14 リーチと承認欲求
広告関連で、よく購買層にリーチする方法などと言われるんですけど。
簡単に言えば、モノを売るには、そのモノがどのような層に受けるのかリサーチし、また実際にそれはその層に本当に受けるのかを事前に確かめ、そのうえで届けたい層に情報を届けるための方法を考えなければいけない、わけです。
X(旧Twitter)、十年以上続けてるとそれなりにフォロワーがつき、1,000人を超えてくると変な通知も増えるんですよ。最近はアダルト系が一掃されたので、迷惑なDMやらリストインやらずいぶんと減りましたが。
ちなみにフォロワーが1,000人いようが、こんなもん動物園のゴリラを眺めに来ているようなものなので、大した影響力もなんもありません。
アイコンのせいなのか、活動内容のせいなのか、一時は海外からNFTアートの広告(💩みたいな芸術性なくせに、マジでしつこくて辟易した)とかケモナーのゲーム参加DM(そもそもなんのゲームをしたいのかもよくわからない)とか、ママ活のDM(俺は女だが、えろは要らんからかわりに家事やってくれんかね?)とか、ああいうのが連続するとですね、虚無の時間でゴリゴリ心のHPが削られていくんですよ。
無駄なんだよ、ムダムダムダ。
せめてこっちが面白がるネタでも提供してみろや、ああ、クソがァああああああああアアアァァァァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ってなるくらい、うっとおしいんです。
なぜでしょうね。
あれはね、ターゲット層を見極めもせず、絨毯爆撃してくるからですね。
アホがやることだからです。低次元すぎてやられたら腹立つだけなの。
せめて関わってきたからには片っ端から公式に通報して、かなり垢BANしてもらいました。(ザマァ)
とはいえ、莫大な量を送りつければ微量には発掘され(引っかか)る人もいるもので、それだけでもヤツラの利益に叶うというから腹立たしい。
とはいえ、それらで繋がった連中は相応でしかないので、そっちの世界から出てこないなら勝手にやってください、としか言いようがないです。
ひとの目に触れて、認知度を上げて、正当な評価をしてもらうには、正当な方法をとる必要があります。
他の人がやっていない方法で、たまたまうまくいったように見えることもありますが、この業界、たいていの方法はやりつくされているものです。
新しい方法を見つけたぜ! と嬉々としてやらかしてるひとがいます。
ところが、うまい方法のはずなのに他の人が手を出さない。なぜかといえば、じつは長期で評価すると下策だからです。
一時的にうまくいったように見えても、反動があって良い結果に繋がらないんですね。
だからまともな人はやらないんです。
さて続いて、承認欲求。
作り上げたものを評価してもらいたい、というものですね。
文章書きのタイプには、二種あるそうです。
・リアルタイムで発表し、反応がないと書き続けられないタイプ。
・反応のあるなしに関係なく、すべて仕上げてから発表するタイプ。
前者がネットでの作品公開でも多く、完結に至るのは20%とか言われてます。
読む層が、連載中に手を出したがらない理由がよくわかります。そりゃ誰しも、中途半端なものに手を出したくないでしょう。
未完の作品ほど虚しいもんはないですから。
マジで読者の気持ちを考えんかい。
責任とって、最後まで書け、と言いたい。
なんで見切り発車なんだよ。
オチが見つからないなら書くなよ……。
ちなみに、後者は自分の世界で自給自足して生きていけるので、評価がそんなにつかなくても書き続けられるひとが多いらしいです。
ネットよりも公募向きかもしれません。
市場において、本当に革新的なものを作り出せるひとはほんの一握りです。
世に出るものの大半は、先行したものの焼き直しでしかないんですから。
独自性を持って、世に残り、人々の記憶に残るのは、膨大な創作物の頂点、もしくは特別に、個々の読者に対して好み( 癖)に刺さった作品だけ、なわけです。
ジャンルもあるので、上手い下手以前に大きな界隈はさらに不利です。
そのへんをわきまえずに、一生懸命書いたからみんな読んでくれ! って言って回っても無理なんですよ。(遠い目)
しかもなぁ……さまざまな界隈で見てきたけど、承認欲求が強い人で声高に評価を求めるタイプほど大成せんのよ。
だって、ターゲット層の気持ち無視してるんだもん。
アート系でも音楽系でもハンドメイドだろうがドール界隈だろうが、うまい人はね、努力が半端なくてですね、すごいんですよ!!!
たくさん見てきたけど、プロになっていく人は自分の作品に厳しくて、愛情があって、真摯で、素晴らしいんです。(癖のあるひとも少なくないけど)
見て見て! ではなく、作品そのもので魅了する。
魅了された人が徐々に集まってくるので、まわりも放っておかない。
だから、正当な段階を踏んで、表に出ていくんです。
ねえねえ、読んで読んで! 評価ちょうだい!!
面白い? 面白いよね???
うまく書けてるでしょ?
なんで感想くれないの? 読んだよね?
面白いでしょ? なのに、なんでもっと読んでもらえないの?
これが近所の店だったりすると、なんとなく理由づけできるんですよ。
なんか知らないけど売れないんだよ。
もっと知られたいのに、ぜんぜん人が来ない。
さあ、理由はなんでしょうね???
店構え(表紙)? 料理の系統(ジャンル)?
味(中身)? 客対応? 価格? 宣伝? 客層?
(リピーターへの配慮? ナニソレ?)
客側の心象
「あぁん? 正当に評価しろだぁ?」
「正直に感想言ったら、逆ギレすんじゃん!!!!!」
「そもそも口ばっかりでうまくもないし、相手をするだけ時間の無駄で面倒くさいんだよ!!!(本音)」
商売では、関心を無くすと客は声もなく去っていくんですよ。
告げてくれる親切な人の声に、脊髄反射で非難と受け取り、反発して改善しようとしない創作者はまず商業に向かないんですけど、そういうタイプほどいつかプロ(専業)になって、販売流通を目指す! って言うものです。
書いててふと思ったんだけど、作品を販売できるならプロとも言えるよね。
そもそも、順番が逆な気がする。
反応もらいたいなら、人気ジャンルの二次創作で🔞を書いたらいい。
オリジナルでも🔞なら、そこそこ読んでもらえますよ。
って以前、自作を読んでもらえてるのにぜんぜん反応もらえないと腐ってたひとに告げたら、激怒を買ったなぁ。(遠い目×2度目)
真剣に、原因を突き詰めたほうがいいんだろうけど、アドバイスを聞かないひとはけっして改善しないから、永久にそのままです。
紙本出したいと言いながら、同人誌なんてもってのほか、なんて感じだったけど、もう世の中変わっていて、そもそも同人でも売れないていどなら商業本なんて論外でしょう。
ぶっちゃけ最近は販路も増えていて、Amazonインディーズで無料作品を公開し続けることで生活できるくらいに稼ぐ(印税とほぼ変わらない収入となる)ひともいますから、重要なのは作品の品質と、リーチさせる努力だと思います。
なりふりかまわない努力もいいんですけども。
届けたいと思っているその作品、現時点で本当にアナタの最高傑作ですか?
そうであればこそ、それに恥じない宣伝方法をとっていますか?
長期に渡って、応援してもらえるような配慮を心掛けましたか?
読者になってくれそうなひとの、心へと響かせる効果はありましたか?
自分にとって大切な作品ならばこそ、よいと感じてもらえるような人に届けられる、愛情のあるリーチの仕方をしていけたらいいな、と心から思っています。
<追記>
なんだかやたらこのページの反応が良く(?)、だんだん申し訳なくなって来たので、ここまで読まれた方に言い訳をしておきます💦
じつはですね、エブリスタのなかで絨毯爆撃DM(自作読んでの宣伝)をしてきた作家がいましてですね、それは結果的にはうまくないですよ、と指摘したらなんだか不遜な返信を受けまして……めっちゃくちゃモヤモヤしまくったので書いたコラムでした。
背中から刺しまくったように思えた方がおられたら申し訳ない……でも、みなさんにも、なにか琴線にふれるものがあるのかもですね……。
作品をリーチさせるには、ターゲット層(購買層の性別・年齢・刺さる内容)を把握しないと広告をうつ意味がないのよマジで😅💦
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