2024.01.22 「アウトラインから書く小説再入門」読了

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2024.01.22 「アウトラインから書く小説再入門」読了

小説の打ち込みにポメラDM250を使っているわけですが、iPadやiPhoneで共通して使えるライター系のアプリがないかなぁ、と探してたんですよ。 別に、メモ機能でもいけるんですけどね。 便利なのがないかなって。 そしたら、アプリ紹介をしていた人がオススメされていた本を見つけまして。 877dd997-3a89-4aef-abf6-919a8e68837b はい、毎度お馴染みのフィルムアート社の本ですね。 読了したので、ご紹介したいと思います。 作家はアウトライン派と非アウトライン派に分かれます。 ・アウトライン派→ 執筆前にプロットを作るプロッター ・非アウトライン派→ 作らないパンツァー ( PANTSER= 計画を立てず、勘を頼りに作業する=SEAT OF PANTS というイディオムからきている ) 個人的には、圧倒的にアウトライン派です。 しっかり最初と最後を決めて、間を埋めてからでないと大体破綻します。 これまで60万字くらい、執筆装置ポメラのなかに放置してる作品がコレです。 書きたい欲が先行すると、間違いなく作り込みが甘くなって「あ、これパートごとは良くても全体がだめだ」ってなります。 さて。 ネットにあふれる小説の完結率は、2割だそうです。 8割は途中で放置された、未完結ものとなるわけですね。 これね、間違いなく非アウトライン派パンツァータイプですね。 書き始めたはいいけど、落とし所を失ってやめちゃうやつ。 パンツァータイプの商業作家さんはいるのでしょうが、この本を読む限りでは商業本で長編を出している作家さんたちのほぼ全員が、アウトラインに作業時間を割いてからでないと、破綻すると述べています。 想像ですけど、パンツァータイプの作家さんは短編を得意としているか、脳内で明確にストーリーの構築をしあげてしまうのが早いタイプです。 言ってみれば、自分の世界に迷いがなく、脳内で確固とした作り込みができあがっている(アウトラインが完成している)ので、わざわざロードマップを仕上げる前に書いていけるのでしょうね。 「ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則」はやたら内容が濃すぎて読破するのに時間がかかりましたが、こちらの「アウトラインから書く小説再入門」はめちゃくちゃ易しい文章でするする読めちゃうので、あっという間に読み終わります。 読んだから満足✨ではなくて、これを踏まえて実際にやってみよう!という実践本であることを忘れてはいけないですね。 展開のつまづきの解消や、ストーリーのダレ時の時間短縮のやりかたもわかるので、やってみるべし、と感じました。 そうは言うものの、もともとアウトライン派なので、やることはあんまり変わらない……、しかし今まで思いつかなかったアプローチ法もあったので、アイデア出しの参考になりそうです。 ・絶賛レビューを書いてみる。 ・キャラクターにインタビュー形式の対談をしてみる。 ふむ、面白そうだな。 ・発想の幅を広げるには、「もし〜したら」。 すべてのストーリーはプレミスではじまる。 プレミスとは、「プロットとテーマを伝える、ひとつの文」。 あらゆる可能性を書き出して、答えていく。 ここで思いつくのは、まず読者が思いつくことでもある。 その予測を反転させれば、読者の意想外な展開にすることができる。 ……あれ、このあたりはいつもやってることかも。 なるほど。 ふだんから方向性は間違ってなかったということかしら。 ここまでが3章。 後半は「ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則」とかぶる内容もあるし、あまり抜粋しすぎるのもアレなので、このくらいにしておきます。 書くまえになにも決めないのは、無謀そのものだとは理解できます。 ダンジョンに、マップも持たずに潜れば迷うし、知識も情報もなし、武器も食料も持たずに挑めば途中で死ぬ(未完になる)のは当然なんですよ。 登山も、準備段階で決まるそうですからね。 どれだけ挑む前に準備したかどうかが肝になる。 アウトラインを完成させるまでに一年とか数年、かけるのは珍しくないらしいので、別に時間かかるのは不思議じゃないわけですね。 しっかり仕上げて取りかかるほうが、のちに悩んでぐだぐだになるよりよほど時間短縮になるとよくわかりました。 現状を振り返って。 「奇石婚」の再開にあたって、実際にどう展開していこうかな、と悩んでるところです。 時間を置いてしまったぶん、突拍子もない案もいくつか出てきています。 いっぱい可能性を書き出して、良い展開を選出していかなければ。 道筋は決まりつつあるので、わくわくを固めていきたいな。 書き上がっている分が実はとっかかりだったとすれば、……15万字で収まらない可能性が高くなってきました。 うーん。コンテスト出してるのに、規定外れるかも。 まぁいいか。無事完結させられたら、それでいい。 さいごに、ライター系アプリの件。 どうなったかと言うと。 一旦、保留中です。難しいな。 (っていうか結局、このまま直打ちかメモアプリ使っていきそうな予感😅)
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