2024.03.23 歯の不調、目の不調

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2024.03.23 歯の不調、目の不調

十代のころ、歯列矯正をしたんですよ。 もうね、35年以上も前の話ですけどね。 当時、矯正時に4本歯を抜くのが当たり前で、父方の遺伝で前歯が1本足りなかった自分は、3本抜いてワイヤーで寄せるという施術をしたわけです。 抜いて寄せれば、噛み合わせも変わる。 そのうえ、今と違って2000年以前は歯壊者(バカイシャ)と呼ばれるくらい、歯を削りまくる歯医者ばかりだったんですね。 ちょっと虫歯になったから、銀歯を入れるために周りを削りまくって、杭みたいにして、上から嵌め込む安易なやりかたをする医者が横行してたんです。 (産休中の担当医が治療痕見て、「これ、どうしてこんな治療してるんですか」って驚愕・唖然としていた……それくらい現在ではあり得ない治療の仕方をしていたらしい) 現在の歯医者は、虫歯になっても最小限しか削りません。 虫歯なら数年かけても、大した穴も開かないのに、歯医者で削ると一瞬なんですよ。 そこに気づいた歯科治療が、2010年あたりから変わった印象があります。 最近は虫歯にならないように親御さんがとても気を遣って、ほとんど虫歯治療を受けずに検診を継続的に受けることで、綺麗な歯のまま育つ子どもが増えています。 うらやましいなぁ。 一度銀歯にしてしまうと、10年くらい経つと劣化して外れたり、接合部に虫歯ができたりする。治す段に、さらに削る。 治して削る、治して削るを繰り返すうちに、神経を抜き、神経が無くなった歯は脆くなるので、いずれ割れたりする。 ひどい処置ばかりされましたね。 噛み合わせガン無視で、適当に銀歯を作るもんだから、落ち着くところがなくなってしまったんです。 こっちに合わせるとあっちがズレて、下手をすると食事中に大きなズレが起こって、舌の中央や側面を噛んで裂傷を作ったりする。 常に歯を合わせて探る(食いしばりをする)ものだから、左上の奥から2番目の歯を噛み砕いてしまい、現在は部分入れ歯になっています。 噛み合わせの専門を謳う(騙る?)エセ診療を行う歯医者、いえ、歯壊者(バカイシャ)も多いです。 これも適当に合わせるために、自己流で生み出したらしき方法——たとえば身体の高さを揃える器具で正常な姿勢に戻して歯の歪みを治す、とか、Oリング法とか言って親指と中指を合わせて、引っ張って開きやすいところの歯を削る、など今となっては何を言ってんのかわからないような診断法にひっかかりました。 あまりに不定愁訴が酷すぎて、治るんならと藁にも縋る思いで頼ったんですけどね、結果としては見事に裏切られ、歯を削るだけ削られて悪化しました。 しかも、これら全部自費診療ですからね。一回、5,000円とか取られるわけですよ。 金取られて、歯を削られ、悪化させられただけという、最悪の結末。 患者の弱みにつけこんで、ひどい詐欺行為だと思います。 結果的に、耐えきれなくなって悩んだ挙句、お茶の水の医科歯科大に飛び込みました。 予約から診療まで半年かかり、その後ずっと診てもらって保険診療で噛み合わせを調整してもらい、ナイトガード(寝るときに歯に被せて歯軋りを防ぐ)を作成してもらうことでずいぶん改善しました。 ここまでくるのに20年以上かかりました。 自己流のエセ治療なんて、なんの役にも立ちません。 まずは確実に、信頼と実績のある病院にかかるべきだと学びました。 で、ここ一年、診ていただいていた先生が産休に入ってしまい、別の先生に見てもらっているんですけど、今回その先生が忙しいということで、アシスタントの若手先生が治療してくれたんですよ。 若いからねぇ、自分の思い通りにならないと言葉がキツくなるし、うまくいかないとあからさまにため息ついたりして、あー患者への配慮はまだまだねー、なんて内心ほほえましく思ってたんですけど。 ナイトガードの調整で、ガタ付きを直してもらったところ、驚いたことに左首の傾きが治ったんですよ。 これにはちょっと驚きましたね。 腕は確かだったんですね、本当にありがとうございます! これまでガタついて外れやすくなっていたので、寝ている最中に無意識に食いしばりを行っていたらしく、左側の緊張で体が左に傾く、という症状が起こっていました。 いやぁ、怖い。 歯の噛み合わせってね、マジで全身の歪みを引き起こすんですよ。 噛み合わせ、本気で甘く見てはいけない。 腰の痛みとか、身体の歪みとか、足の長さが左右で違うとか、もっというと精神的な不安定感とか、噛み合わせが引き起こしている可能性があります。 もっというと、本当はね、コンタクトレンズとかも目に直接入れるものですから、これも身体の歪みに影響するらしいです。 わたしの場合、歯を削りまくってしまって、元の噛み合わせが消失しているので、完全に元には戻らないけど、少しでもましなほうに調整していくことはできると先生に言われて、すこしずつ調整を繰り返すうちに、気づいたら落ち着きどころができるようになり、ようやく日々がつらく感じるほどの不定愁訴はなくなりました。 昔の人は、歯の治療もいいかげんだったので、総入れ歯になってうまく噛めなくなるとボケやすくなるとか、寿命が縮むとか言われていたのにも納得します。 本当に歯って、健康の要だと感じてます。 そして、目の不調なんですけど。 ここ最近、視界が白化しているので、娘と連れ立って眼科の定期検診に行ってきたんです。 そこで、衝撃の事実が判明。 今使っているハードコンタクトレンズ、作成したのが2012年でした。 ——……はいぃ???????? 先生には「11年使用してますね」って言われたので、ビックリしました。 すごいな、ハードレンズって10年以上も保つんだ、と驚愕、感慨深いです。 無くさずによく使ったわー、自分。 「さすがに買い替えたほうがいいですね」って言われたので、素直に「お願いします」って言いました。ꉂꉂ 🤣 円錐角膜専用の特注レンズなので、通常よりは高額になるんですよねぇ。 2枚ワンセットで、諭吉さんが4人強となかなか豪気な価格帯で肝が冷えましたが、まぁこれもまた10年保つと思えば、1日あたりの価格は10円くらいですからね。やっす。 コスパ良すぎやしませんか? としか感想が浮かびません。はい。 健常に近い視界を得られる現代医療に感謝しつつ、これからもハードコンタクトレンズを大切に使い続けまーす!!!
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