2024.08.10 目黒寄生虫館と目黒不動尊へ行く

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2024.08.10 目黒寄生虫館と目黒不動尊へ行く

まずは目黒寄生虫館編。 えっと、今回はすこしばかり閲覧注意。 本体画像はカウントダウンのあとに載せるので、見たくないひとは文章だけ読んでもらえると嬉しいです。 東京都初のロイコクロジリウムが発見されて、生体展示されているんだよ!!! と娘が言うので、目黒寄生虫館へ見に行ってきました。 ロイ子……なに??? ってひとも結構いると思うんですけど、この博物館で展示されるってことは当然寄生虫付きのナニモノかというわけです。 c45e38a6-8180-45bc-8df3-39ce60703366 ネットで「検索してはいけない」ワードのひとつとされている「ロイコクロリジウム」(ロイコクロリディウムとも言うのかな?) いわゆるアレです。 カタツムリに寄生するやつ。 カタツムリの目って触覚みたいに、ぴよんと飛び出してて黒い目がくっついているじゃないですか。 アレがですね、なんだか「ぴよん」の部分が肥大しましてですね、全体が横縞模様になって前後にこう、うにゅんうにゅん飛び出したり引っ込んだりしてかな〜り気色悪い様相になるやつです。 しかも寄生したやつは最終的に鳥に食われるのが目的なので、なんか宿主の意識が乗っ取られるか知らんのですが、生きたまま徘徊するという……まさにホラーでございますね。 まぁ、ホラー自体が「寄生」と相性がよろしいので、人の怖気みたいなもんを想起させるのにはもってこいなわけで。 ここへ来ると展示物を見ながら、構想中のキャラクターを想起するわけです。 寄生虫というのは宿主と共生するものが多くて、本来ならば生きるかぎり本体は殺さないんですね。 共生関係にあるときはいいんですけど、本来寄生するはずでない生物の体内に入っちゃうと悪さをする。 もちろん、最終段階にたどりつくために宿主を殺しながら宿主を変える、というパターンもあるわけです。 こうやって書くと、なかなか趣があります。(マジか?) 雌雄が相手を選んだら、死ぬまでくっついて離れない、なんてリアルにロマンティック(???)なやつらもいるんですよ。 うん、なかなか想像力を掻き立てられるなぁ。 館内は一軒家ていどの大きさでそれほど広くないんですけど、展示物はなかなかの量です。 ホルマリン漬けにされて、何十年と経って体色すら抜けちゃってる寄生虫たちは、なんだか物悲しい感じもします。 そういやぁ、往年のホラー漫画家である、つのだじろう氏の「音楽を聞くと寄生虫に取り憑かれて苗床にされて死亡する」っていう恐怖作品があってですね。 あれは怖かった……っていうか、べらぼうにキモチ悪かったよなぁ。 んで、そのロイコなのですけども。 以下は、展示されていた印刷物から文章のみを転載 ~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~ 「東京都初記録 ロイコクロリジウムの幼虫 生体展示」  去る7月17日に東京都葛飾区で採れた、オカモノアラガイに寄生するロイコクロリジウム(Leucochoridium 属吸虫)幼虫の生体を展示しています。これは、足立区にお住まいの中学生、小金佑仁(こがねゆうと)さんが発見、採集し、当館にご寄贈いただいたもので、東京都では初めての記録、関東地方では昨年4〜7月に展示した千葉県産のものに次ぐ2番目の記録となります。昆虫付きの小金さんは、ハンミョウを探していた際に、たまたま目に入ったとのこと。  ロイコクロリジウムの幼虫はオカモノアラガイの触覚内で活発に動き、これをイモムシとまちがえて食べた鳥類の腸で成虫になります。幼虫の色やしま模様は種によって異なることが知られていました。 現在のところ、日本には4種のロイコクロリジウムが生息すると考えられています。産地は、北海道、東北地方、千葉県、和歌山県、沖縄県で、今回東京都が加わりました。今回のものがすでに知られている種のどれかと一致するのか、新たな種が加わるのか、今後調べていきます。 ~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~•~ とのことです。 それでは、展示されていた印刷物と本体を表示します。 苦手なひとは飛ばしてくださいませ。 3 2 1 477d2df8-8b2d-4030-b5c9-12e374795ac3 不思議なのは、目の部分がグニョングニョン前後するってのに、なかを開いてみると、粒状のものしか入ってないというね……。(参考写真:右の用紙、下段左端) なんでも卵的なものが大量に詰まっていて、単体で動けるわけじゃないらしいんですよね。 本来動かないはずのものが、あんなに激しく動くって、わけわからんじゃないですか。 一体、どうして動くの……??? 謎。 2741b55c-7b22-410b-bcd5-29073cca9bd6 思っていたよりもかなり小さくて、1センチないくらい。 8ミリくらいかな。 なので、20センチくらいの透明ケースの中で飼育されているカタツムリを、ルーペでのぞくような展示になっていました。 上写真は、上部に向かって目が飛び出しているところ。 aae4adb5-3422-4bd8-9553-fc632b01a48a 上写真は、さっきと反対向き(写真の下方向き)になっていて、目が引っ込んでいるところ。 緑の線が入っている子が見られて嬉しかったです。(笑) 餌はレタスでしたね。 宿主が死亡した時点で、展示は終了となっていたので、見に行った2日後に終了していました。 「見に行けてよかった」と娘は言っていました。 これから、この個体の遺伝子を調べるんだろうなぁ。 研究者の探究心ってすごい✨ですね。 続きます→
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