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2024.08.10 目黒不動尊を訪ねる
続いて、目黒不動尊。
じつはですね、ウチの娘、今年9月の数日間、目黒寄生虫館で司書課程の研修をするんです。
これは中二のときに、私が出展した「博物ふぇすてぃばる!」で、会場内を見て回っていて、「記念になにか買ってあげる」と言ったのがことの起こり。
博物ふぇすてぃばる!は、単なる販売イベントではなくて、出展者がなにかしらの研究発表を行うのが出展の決まりなんですね。
だから、さまざまな研究系の販売物が多いんです。
ふだんあまりものを欲しがらない娘が「コレ!」と選んだのが、魚屋に勤める著者さんが魚の寄生虫についてまとめた、画像つきの薄い本(同人誌)。
それはもう何度も読み返し、中学校の夏休みの課題では祖父母宅でさばいた刺身用のアジから何匹アニサキスが出てくるか、というのをやったり、高校の受験面接で「寄生虫が好きです!」と公言して強烈な印象を残したり、寄生虫が好きなあまりに農業大学に入ったり、ただ寄生虫学がある大学ではなかったので、小学校のときの友達が重篤な食物アレルギーを持っていたこともあって、アレルギーの研究がしたいと院生に進もうと思ってるところだったりとまぁ、なにかと面白い子だったりするんですけども。
そのくせ、ずっと憧れだった寄生虫博物館で研修を受けたいがために、司書課程を別料金で単位を取ろうとしながら、見落としで単位を取り逃がしたりするわけですよ。(あほやん😢)
単位が足りなければ、当然司書課程の単位は取れない。
泣きながら(自分のミスなのに)あきらめきれずに調べた結果、厚木キャンパスで受講できることがわかって、世田谷キャンパスで授業を受けた後、午後に電車で片道二時間近くを移動して追加単位をなんとか取るという綱渡りをやりとげました。😅
娘らしいポカをやらかしつつも、寄生虫博物館の研修にどうしても入りたい娘は、全国の大学希望者から10人程度の先着希望者を受け入れるという難関を無理にでも突破したかった。
で、大学に希望を入れて、通常よりも早い時期に連絡を送ってもらい、先着で2校目という異例の速さで権利を得たわけです。
大学内にも希望者が数名いたらしいんですけど、娘の熱意に負けて辞退してくれたらしい💦
もうね、行く先々で「寄生虫が好き!!!』と言ってはばからなかったらしく、なんか……それなら譲るよ、という状態だったって娘が言ってた😅
まぁ、熱意は通らないとね。
初志貫徹っていうかね……そのくらいの熱量がないとね、人生はうまくいかないかもね。(なら単位も見落とすなよ😅)
で、目黒寄生虫館にはなんどか通っているらしいんですけど、その際に地元の目黒不動尊で研修できるようにお願いしていたそうで、成就のお礼参りをしたいとのことではじめて家族で参拝してきました。
目黒不動尊、お不動さまということでお寺なんですけど、妙なことに気づく。
あれ???
仁王門の裏に、狛犬みたいな石像が一対おられるんですよ。
おまけに、本殿に向かうと境内にどーんと狛犬がおられるのが目に入る。
しかも、狛犬と獅子像じゃなくて、犬だよ。
狼じゃないけど、お犬さまじゃないですか。
こんなところにおられるとは。
向かって左側の吽形の足元には、子犬の姿が。
上向きに、親犬を見上げてる……!
コロコロの子犬ちゃん、かわいい。
向かって右側の阿形、お顔に鳥の落とし物が……💦
こちらも足元に子犬ちゃん!
親犬が、左前足でちょいちょいと構っているようなお姿。
文久2年 壬戌(西暦1862年)。
生麦事件があった年らしいです。
162年前の石像なのに、やけに古びていないところがなんとも不思議。
石って、陶器と並んで、他の保存媒体よりも保ちがいいとしか言いようがない。
奉納者に、熱烈な犬好きでもいたんでしょうか?
やたらと犬の姿が目につきます。
こちらにも親子の石像。
お尻が可愛いんですよ。
不動像のある池のまわりにもお犬さまの姿が。
奥にもおられます。
わかります???
銅製の龍の上あたりです。
ココです! ココ↑
あと、なんとなくですけど、白い石作りの祠の中央、丸いところ、ほんのり青く光ってるように見えるね。
彩色されてたんだろうか……???
光の加減?
続きます→
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