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幼児期の恐怖とトラウマと性癖
幼児期、というか、記憶に残る衝撃的な事象って、性癖に直結するような気がしません?
自分だけかな…。
記憶に残る最初の映画。なぜか、日中にやってたんですよね。
はるか昔、日曜の昼に映画を放送してたんです。
というのもさっき、調べて知ったんですけど。
そこで見たのが「黒い絨毯」。
殺人蟻に人間が食われるという「ホラー」だと思ってました。
大量のアリの行進が続き、あとには何も残らず、人間は白骨で発見される。
うわースゲー怖ぇーーーー!!!!!!(◎_◎;)
ええ、小学生低学年のころですからね、本気でどこかの国の開拓地で襲いかかるアリが、日本でも襲ってくると思ったんですね。
我ながら、かわいいものです。
そりゃ分別のつく頃になれば、んなアホな、と笑い飛ばせるんですけど、当時の自分にはもう、めっちゃ怖い。
本気で怯えてました。話したら親は笑い飛ばしましたけど。まあ、同じ立場だったらきっと同じ反応したでしょう。
今ならよっぽどヒアリのほうがおっかないです。
いまだに良く覚えてるんです。
あの怖さがね、自分のホラーの原点なんでしょうね。
今構想してる話に、似たようなものを書いてた記憶がふと甦りました。
小学校高学年のころに書いた小説に、昆虫と交流する少女の話があったんです。
三子百まで踊り忘れず、の言葉のとおりだなあとちょっと感慨深かった。ずっと変わらんもんですね。
結婚する時にぜんぶ破棄しちゃったけど、取っておけばよかった。懐かしい。
ところで、「黒い絨毯」。
その後、中学くらいに同じものが放送されて見たんですけど、ホラーでもなんでもありませんでした。
ビックリしました。
なんと! ラブロマンスだったんですね。
都会育ちのお嬢さんが、写真一枚で未開の土地に嫁いできた。
相手は金持ちだけど、粗野な男。
まわりには知るものもいないし、男とうまく行くとも思えない。
そんなときに、殺人アリが大量に襲ってきて、住民に危機が——という話。
見えるものが違うと、こうも話が違ってくるのかと思いました。
そして、さっきネットで検索してみたら、カラー映画になってました。
1954年の白黒映画が、いまやフルカラーとか…自然な着色技術スゲェなあ。
ニコニコ動画でクライマックスシーンの5分間見つけた。https://www.nicovideo.jp/watch/sm7057012
さすがに半世紀以上まえの作品だから、今の特撮に比べるとアレだけど。
主演は若き日のチャールトン・ヘストン。なにげに大作だったんだなぁ。
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