第11話 『勝負』

1/1
前へ
/17ページ
次へ

第11話 『勝負』

遊び場 著者:ピラフドリア 第11話 『勝負』  部活のない通常の日。リンがバックに教科書を入れて帰りの準備をしていると、アキが話しかけてきた。 「なぁ、これからうちでポケモン勝負しないか?」  一度自宅に帰ってから、任天堂Switchを持って二人はアキの家に集まった。  二人が持ってきたソフトはポケットモンスターソード・シールド。  ポケモンシリーズ第八作目。新たな地方ガラル地方を舞台に、まだ見ぬポケモンや懐かしのポケモン達と旅をする。 「よし、ルールはいつもので良いな」  アキはそう言うと、リンは静かに首を縦に振った。  ルールは三体三のシングルバトル。  伝説や幻のポケモンは禁止。同じアイテムを重複して持たせることも禁止。  一般的な対戦ルールだ。  二人は今回の対戦に出すポケモンを整理して考える。  ボックスの中には様々なポケモンがいる。  その中から、アキが選んだのは!! 「私のパーティはこれだ!!」  ストーリーを攻略するときにお世話になったポケモン達。思い出があり、ジムを共に勝ち上がり、チャンピオンの座になった懐かしのポケモンたち。  エースバーン。アーマーガア。カジリガメ。ホルード。ロズレイド。ギガイアスの六体だ。  対してリンが選んだポケモンは、  ゴリランダー。バンギラス。マンムー。ハッサム。ブラッキー。サンダー。というパーティだ。  リンのパーティを見たアキは勝利を確信する。 「ふふふ、エースポケモンが炎と草。これは俺の方が相性的には有利だな!!」  しかし、そんなアキにリンは不敵に笑った。 「それはどうかな」  二人の勝負が始まる。  二人はそれぞれ、三体ずつ選出して勝負が始まる。  最初にアキが出したポケモンはカジリガメ。水岩タイプのポケモンであり、かみつきポケモンに分類されている。ガラル地方を旅していれば、どこにでもいるポケモンだ。  エースバーンを最初に出すと予想されると考えて、相性不利なポケモンを先に倒そうという考えだ。  リンが最初に出したのは、マンムー。氷地面タイプのポケモン。2ほんキバポケモンであり、マンモスのような見た目のポケモンだ。  最初に行動したのはマンムー。ほんの少しだが、素早さがカジリガメに勝っていたようだ。  マンムーはステルスロックを行う。  この技はあいつのフィールドに尖った岩を配置して、ポケモンが出てきた際にダメージを与える技だ。  すでにそばにいたポケモンには効果はないが、交代などで出てきたポケモンにはダメージが入ってしまう。  しかし、すでに場に出ていたカジリガメには効果はない。  次はカジリガメの攻撃。カジリガメはアクアブレイクを繰り出す。  マンムーは水タイプの攻撃が効果抜群。マンムーのHPは減っていく。  しかし、残り一というところでマンムーは耐えた。 【後書き】  ポケモンについてまだ知識不足な点もあるので、ミスがあるかもしれません。その時はお許しください!!
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加