第7話 『レースの行方』

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第7話 『レースの行方』

遊び場 著者:ピラフドリア 第7話 『レースの行方』  甲羅カップ第二レースは、GBAマリオサーキット。ゲームボーイアドバンスにて発売されたマリオカートアドバンスにて登場したコースのリメイクコースだ。  今作では一部分が坂になり、コースの後半にはグライダーも使いされた。  イロハ達の戦い第二幕が始まった。  イロハ、アキ、リンの三人はスタートダッシュに成功。しかし、ナツミはスタートダッシュに失敗してクラッシュしてしまう。 「ぎゃぁぁぁぁ!! なんでだーー!!」  この人はとことんゲームが下手なようだ。それでもこの部活の部長までやってるということは、それだけゲームが好きなのだろう。  先程のレースと同様に一位と二位は、アキとリンの戦いになる。  アキはバナナを背中につけて、リンは甲羅をつけている。ネット対戦ではないため、ラグでスリップすることはないが、気の抜けない状態だ。  坂を降り、ジャンプアクションをしたあと、リンは甲羅を投げた。しかし、それはアキには当たらず壁の方へと飛んでいく。 「何をしてるんだ!! そんな甲羅当たるわけ!!」  次の瞬間、アキのカートの横に甲羅が激闘する。 「なぁにぃーー!! 跳弾だと!!」  リンの甲羅は壁にぶつかったあと、跳ね返り、アキにぶつかったのだ。 「まさか、これを読んで……」 「いや、適当に投げただけ」 「適当かい!!」  アキは甲羅に当たったことで後ろにいたイロハ達にも抜かれてしまう。  一度被弾したら、次々と甲羅や爆弾がアキを襲う。それにより一気に順位が下がり、最終的には…… 「ふはははは!! アキよ!! さらばだー!!」  ナツミにすら、抜かれてしまった。 「く、悔しい!!」  現在の順位はリンが独走で一位。五位にイロハ。十一位にナツミ。十二位にアキだ。  だが、まだ一周目。このまま終わるはずがない。  アキは二周目の終わりにキラーを手に入れた。  そして三周目に入ったと同時に、芝生に少し入りながらキラーを使う。  それを見たリンは驚く。 「そ、それは……ロングキラー!!」  ロングキラーとはコースの特定の場所でキラーを使用すると、キラーの使用時間が伸びるという技である。 「ふふふ、私は有名実況者のボススさんを見て、研究したのだ!!」  アキはそう自慢げに言う。  キラーはあっという間に人々を抜かし、アキは三位になった。 「これが私の力だ!!(YouTube)」  だが、ここで悲劇が起きる。  アキに赤甲羅が命中した!!  しかし、それだけで終わらない!! 今度は走り出したアキの目の前にボム兵が置かれる。  最後のトドメにナツミのキラーが体当たり。アキは十二位になってしまった。 「どうしてだぁぁぁぁ!!」 【後書き】  これは可哀想!!
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