最強魔法使いが薬屋を営んだ結果

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ここはクスレイ王国。大きな国でそこには名前は知らない人はいない程の魔法使いがいました。皆はこう呼んでいました。使と…。皆はこの国を守ってくれる英雄になる魔法使いだと思っています。でも、レイクは違いました。それはこの話の中で分かってくることでしょう。 「僕はレイク。18歳の魔法使い。みんなから、最強の魔法使いと呼ばれるほどの実力がある。でも、僕はもう、うんざりしている。変に期待されてから英雄、英雄って言う人もいる。だから、僕は忽然と姿を消したと見せかけて、薬屋を営もうと思うんだ。薬を作るのは得意だからいつもパーティーの人たちが負傷した時は僕が作った薬で回復させてあげてるんだ。だからこそ、薬屋が向いてる。でも、どうやって姿を眩ますか悩んでるんだよね。でも一つ、いいアイデアがあるんだ。パーティーの人達と共に霧が深い難易度8のミッションに参加する、そして霧の中にいるモンスターと戦っているパーティーの人にと言って姿を眩ます作戦なんだけど、いい感じにいきそうな予感がする。でもね、パーティーの人には申し訳ない。でも、そうするしかないんだ。だから、今日パーティーの人たちと相談をして明日、参加することにしようかなって。あっ、来た来た。おーいこっちこっち。」と声をかける。すると、 「あっ、もう探したんだからね!」と駆け寄ってくるこの女の人は。僕とは一個年上なんだ。そのあと、 「久しぶりだぁにゃぁ。ふわぁーー。」とあくびをする女の人は猫耳族の。とてものんびり屋さんだけど、いざとなれば強い人で心強い。その後ろにいる男の人が 「おい、なんで居場所を教えなかったんだ。説明しろ。そして、なんでお前だけにこいつらが懐くんだよ。」と言って僕をげんこつした。この人は。よく暴言を吐く人でよく手を出してくる。でも、いい人でよく、ミッションに参加するときは料理を作ってくれる人なんだ。僕は 「ごめんごめん。忘れてた。ほんとごめん。」と謝る。スクルさんはまったくという顔をして見ている。 「ちょっとちょっと‼︎私たちより小さい子に手を出すなんて酷いと思うけど‼︎まったく。ごめんね、レイク。こいつ後、叱っとくから。」と言って笑ったミリィさんが、 「そういえば」と言って僕のことを見た。そして 「今日は明日のミッションを見るんだよね。」と確認してきた。僕は 「そう、難易度8の霧が深いところらしいんだけど、いい?」と僕は聞く。すると、ニャサさんが 「いいよぉ〜。にゃいはミッションできるならどこでもいいよぉ〜。」と言った。 「私もいいよ。なんか腕が鈍っちゃってそうだからちょうどいい!」と言って指をポキポキとならした。スクルさんはというと機嫌が悪いようなので喋らない。僕は不安がっていると 「ちょっと!レイクを不安がらせないの‼︎なんか言いなさい!」と怒るミリィさん、はぁーと言って喋り出すスクルさん。この光景ともおさらばなのか。この光景だけは好きなのに…。と思っているとスクルさんが 「おい、聞いてるのか!せっかく喋ったのによ。聞いてないなんて言うなよ。」言っているスクルさんに僕は 「聞いてなかった。」と笑いながら言った。スクルさんは 「たくっ、俺もいいよって言ったんだよ。わかったならすぐ行くぞ。」と言い僕の背中を押した。ミッションを見に行った後買い物をしてそれぞれ家に帰った。僕は作戦を練って寝た。次の日、僕たちはミッションの目的地に到着した。そして、僕には好都合な事に魔物がうじゃうじゃいた。みんなが戦っている時に 「僕が先にボスを倒してくるからここは任せます。」と作戦通りに言った。みんなは 「了解しました。そっちもお願いします。」と言って、戦っていた。僕はそのあとに家に帰り姿をくらました感じを演出した。そして、自分が持っていたお金で薬屋を営んだ。名前はにした。そして、開店した途端、大勢の客が買っていき、めっちゃ効くと評判の店になった。その日はものの2時間ほどで完売した。店を片付けて閉めようとした時に 「おい!」と聞き覚えのある声がした。僕は振り向くと 「僕に何の用ですか?スクルさん。」そう、僕を呼び止めたのはスクルさんだったのだ。スクルさんが 「おい、なんで俺たちを置き去りにした?理由を言え‼︎」と言ってきたので、僕は 「なんでってもう嫌になったからですよ。」と言うとスクルさんが 「俺たちがか?」と聞いてきた。僕は 「違いますよ、スクルさん。僕が嫌になったのはみんなの英雄やら最強やらの言葉ですよ。僕はその声を…いいや、その言葉を聞かないために逃げたんです。決してあなた方を嫌になった訳ではありません。」そう言って店の中に入ろうとした時、スクルさんが 「お前と一緒が良かったのに。お前と一緒にミッションを成功して笑い合いたかったのに。」と言った。僕は 「もう、冒険者もやめてパーティーもやめるので…さようなら。」そう言ってとを閉めようとしたその時、スクルさんが 「お前と一緒に働く。みんなで一緒に働いてもいいんじゃないのか、レイク。お前は悩んだ末にそうしたんだろ、申し訳ないと思いながら…だったら俺たちは一緒に働く。いいな。」と言って肩を叩いた。僕は 「そう言うと思ってその結果にしたのさ。みんなはそういう人だから。はいれよ、僕の店の店員になれよ。歓迎するぞ。」そう言って制服を渡した。僕は 「それはみんなの分の制服。あと、これ。」と言って渡したのは砂が入ったちっちゃな瓶だった。スクルさんが 「これは、なんだ?」と聞きながら眺めていた。僕は 「星の砂だよ。幸せを導いてくれるお守りにしておいたからさ。一応、ネックレスにしておいたけど…。あっ、ちゃんと僕も着けてるからやっぱり、ネックレスにして正解だった。あと、みんなとおそろいだよ。」と言って笑った。『スクルさんは嫌かな?』そう思っていたけど 「ふっ。おそろいか。悪くないな。みんなに配ってくる。絶対、ミリィとニャサは喜ぶだろうよ。」と言って行こうとしているスクルさんの目を伺って全員分ある何かを僕は入れた。そのあと、その制服を持って帰ったスクルはみんなの家にまわり制服を届けていた。そして、みんな各自で制服をたたみ直そうとしたらしく、その時、僕が入れた何かを見つけたそうだ。そして、その何かというのは手紙と一枚の写真だった。僕たちが初めてパーティーになった時の集合写真、そして僕たちが書いた未来の自分への手紙。僕からの思い出がいっぱい詰まったプレゼントだ。すると、次の日みんながうちのお店にお礼を言いに来てくれた。 「ありがとう。あの日の思い出がいっぱい詰まった宝物をくれて…。これからよろしくね、レイク店長。」と言って制服を着た。僕は 「じゃあ、早速だけど役割と薬の作り方、そして、接客の仕方を教えるね。まず、役割を決める。ミリィさんは接客とレジをお願い。ニャサさんは僕が作っていく薬を運んで。スクルさんは僕と一緒に薬を作って。まずはみんな、薬を作れるようになって貰いたい。なので、僕の薬研究所に行くよ。」そう言って奥にみんなを案内して、扉を開けた。みんなは 「おぉ〜〜」とびっくりしながら言っていた。僕は 「ようこそ、僕の僕たちだけの薬研究所へ」と言って歓迎した。その後にという目標を立てて、薬の作り方を紹介した。 「まずはこのカロールの葉をすり潰す、その後にアランの実を入れて潰し、さっき入れたカロールのすり潰したものによくなじませる。そして、ここが重要。僕が開発した魔法で薬にする。みんなにも習得してもらおうと思うんだ。まぁ、とりあえず見てて。」と言い魔法の名前を言った。made medicine 》。すると、ちょっと固形だった薬の作りかけが、なんと液体の薬になったのだ。みんなはびっくりしながら 「その魔法の名前の意味ってなに?」と聞いてきた。僕は、 「薬になれって感じかな?まぁ、もう一個意味があって、薬を作るって意味なんだけど…。わかる?」と聞くとみんなが 「う〜ん、よく分からないけど…。どういうイメージで魔法を使うのか教えて。」とミリィさんが言った。僕は 「この薬のもとになるものが、液体になってみんなの傷が治ることをイメージするのがいいかも。」と言い返した。みんな、分かったような分からなかったような感じの顔をした。でも、一人だけ分かったような感じでやっていた。すると、光が出て薬が完成したのだ。ミリィさんが 「えー、なんでスクルだけできてるのー。ずっるーい。」と言った。僕は 「やっぱり。スクルさんは薬を作るペースが速くなっていくんだと思ったんだ。僕の見込んだとうりに魔法の才能がある!」そう言ってはしゃいでいた。スクルさんは 「あんまりはしゃぐな。まぁこれで俺は薬を作れるようになったんだよな?」と聞いてきた。僕は 「そうだよ。すごいよ、スクルさん。みんなも見習ってね。」そう言って笑った。みんなは 「キー‼︎悔しい。あいつだけできて…。私もやればできるんだから!」と張り切って練習をしていた。そして数日後、みんな毎日毎日、習得の練習をして今日、できるようになったのだ。みんなが 「やった〜〜‼︎出来た、出来た‼︎はぁー、疲れた。レイク店長、これで私たちもできるんですよね?」と顔を近づけて聞いてきた。僕は 「はい、皆さんできるようになりました。おめでとうございます。これから、昼は営業、夜は薬の研究をしますのでよろしくお願いします。ミリィさん、ニャサさん、これからよろしくお願いしますね!」と言って笑った。みんなと一緒に昼は営業して、夜は薬の研究をすることとなった。みんなは張り切って接客をし、夜には薬を研究しすぎて朝になったこともあった。みんな「眠い〜」など言いながら仕事はしていた。たまには、休日もあっていいかな?と思い、今日は買い物に来ている。みんな、「ひゃっほーい」と言いながら街を歩いて、色々な物を買っていた。僕は、薬の材料や、道具、おやつに食べるお菓子などを買い、たまにはプレゼントを探して渡そうと思い、ミリィさんには、かわいいバックを、ニャサさんには、クッションを買って、スクルさんには、とてもカッコいい作業セットを買った。スクルさんは今、薬を作るのにハマっていて、それに合うものを買い占めた。みんなと一緒にパーティーをした時に渡そうと思い、パーティーを計画した。みんなが 「いいわね、パーティー。私たちもしたいと思ってたんだー。ねっ。」とみんなが賛成してくれて明日の夜にすることになった。僕は楽しみにして寝た。次の日も、お客さんはぞろぞろと来ては薬を買ってくれた。そして、時間は過ぎ、とうとうパーティーが始まった。僕はみんなに 「みんな〜こっちに来て〜。」と呼びかけてプレゼントを渡した。みんなは 「嬉しい!ありがとう、レイク店長。」と言い笑っていた。その後にみんなが 「私たちも用意してたんだよね。はい、店長。」と言いミリィさんからはお高い万年筆、ニャサさんからは美味しそうなクッション、スクルさんからはとっっっても高いコーヒー豆と、コーヒーミルなどなどのコーヒーに関するプレゼントだった。僕は嬉しすぎて涙が出てきた。そして 「ありがとうございます、皆さん。これは、めっちゃ大切にしますね。」と笑って言った。みんなも笑っていた。そして、次の日までパーティーをして有意義な時間を過ごした。そして、その次の日は緊急で国王様から至急、宮殿に来てもらいたいということだった。みんなが気を引き締めて宮殿に行く支度をしている。僕も支度をする。そして、馬車で宮殿に行くと国王様の家来か何かがいた。「貴方方ですね、レイク様、スクル様、ニャサ様、ミリィ様。国王様がお待ちかねです。どうぞこちらへ。」と言って、僕たちを国王様のところへ案内してくれた。そして、国王様が 「レイク、スクル、ニャサ、ミリィ、よく来てくれた。お前たちが薬屋をやっているとの報告があってな。それで、提案があるんだが…。」と言って四人分の提案書を渡して来た。それを目にとおしてみると…。なんと!店をいろんなところに構える提案書だった。僕は 「あの、できるんですか、この提案?」と一応聞いてみると、国王様が 「あぁ、できるとも。だがな欠点があるんじゃ。一人一人で店を構えないといけんのじゃ。どうするかはお前たち次第じゃ。」と言った。僕は 「僕はこの提案を無しにしてもらいたいです。みんなと一緒にやったからこそ、ここまでいけたんです。」と言った。すると、みんなが 「私もそう思います。私たちは誰一人欠けずに過ごしたいと思っていたんです。だから、この提案を無しにしてもらいます!」そう言いだしたのだ。すると、国王様が 「分かった。お前たちの意思だから仕方あるまい。この提案を白紙にさせてもらうぞ、いいな?」と言った。僕たちは 「はい、お願いいたします。」と言い帰っていった。スクルさんが 「お前があんなこと言うなんてな、びっくりしたぜ。」言った。僕は 「そりゃ、本音ですしね。言わないと損ですから。」と言った。みんなは、 「やっと、レイク店長の本音が聞けた。もう、早く言いなさいよ。」などと言い出した。僕は思った。そう思っていると、ニャサさんが 「今日はレイク店長の本音が聞けたから、パーティー開こうニャァ〜。」と言った。僕は 「この間したばっかりじゃないですか。」と笑いながら言った。この幸せな時が続きますように。
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