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殺した男は私の元恋人の中崎幹貴。
私が大学一年の時に出会った1歳年上の先輩だ。
同じテニスサークルに所属しており、彼の方から近づいてきた。
新入生の私は右も左も分からず、色々と教えてくれる幹貴に惚れてしまい、そして告白した。
私達は付き合うようになり、互いに愛し合う様になった。
関係は一年以上続き、幸せの毎日を送っていた。
だがそれも私が大学二年になった時、幹貴の浮気が発覚したと同時に幕を閉じた。
相手は梓沙という新入生だった。
私はすぐに幹貴に詰め寄ったが、奴は開き直り浮気を認めた。
そして、とんでもない事実を暴露した。
「本当はお前の身体が目当てだったんだ」
「お前はスタイルいいしさ。右も左も分からないお上りさんだから堕とすのはとても簡単だったわ」
「だけどもう飽きたし、お前の蜜壷も緩くなった。だから他の女に乗り換えるわ」
そう高笑いしながら幹貴は、私の元から去っていった。
私は捨てられた。
その瞬間、初めて殺意が湧いた。
しかしその時点ではまだ湧いただけで、決心はつかない状態だった。
ところが、幹貴と梓沙が部室でセックスしているのを偶然目撃した時………
殺す決意を固めた。
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