45人が本棚に入れています
本棚に追加
計画は今回も同じ作戦でいく。
彼の暮らしてるアパートで計画を実行する。
彼の部屋で晩御飯を作り、前回と同じく毒を盛る。
違う点はナイフを使わない所と遅効性のある毒を使用する所だ。
アイツは幹貴とは違って良い奴だ。
だけど私の秘密を知ったら、人が変わる。
今までのように私を愛してはくれないだろう。
ナイフで一刺しにしないのはせめてもの慈悲だ。
遅効性にしたのも慈悲だ。
最後の晩餐くらい楽しませてあげたい。
事が済んだら山奥に埋め、数日経ってから捜索願いを出そう。
また私に関わる者が殺されたとあっては、さすがの警察も疑いの目を向ける。
再捜査の可能性も充分に有り得た。
でも死体さえ隠せば行方不明者を探すだけ。
殺人事件の捜査はしないはずだ。
決行は今夜………
最初のコメントを投稿しよう!