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「ああっ……せんぱっ……も、そこやだぁ……入んないでぇ……」
先輩が腰を揺らすだけでぐちゃぐちゃと音が零れた。もう何度奥に出されたかなんて、数えられなかった。
「いやじゃないよね? チカ奥んとこ、たまんなく気持ちいいよね?」
ぐぽ……と聞いたことがないほどに淫猥な音を立てて、千景の今日まで誰も侵入したことのない奥に先輩の熱く硬いものが侵入していくのを感じた。
「いや……っ、も……許して……」
「だめだよ。 もっともっと気持ちよくなって。僕が欲しくて、欲しくてたまんないようにするんだから。 この奥に入るのもずっと我慢してあげてたのに。チカは怖がりだからゆっくりしてあげようと思ってたのに。別れようとしていたなんて許せないよ。僕とチカは別れられないんだってちゃんと思い知るまで許してあげない」
「ああっ………」
狂おしいくらい愛撫されて、ぷっくりと膨れ上がってしまった胸の先を摘ままれて、 もうこれ以上は入らないというほど奥をめちゃめちゃに掻き回される。奥に出された先輩の体液がかき混ぜられて泡立って繋がったところからとろとろと零れてシーツを濡らす。
「おく、もやらぁ………」
「ふふ、可愛いな。舌がしまえなくなってるよ、チカ」
過ぎる快楽で閉じれない唇から覗く舌をじゅ……と吸われて、また腰が震えた。
もう何時間愛されたのかわからない。
これまでどれほど手加減されて、ゆっくり愛されていたのか。
快楽のあまり流した涙や涎でぐちゃぐちゃになった千景の顔を先輩は心底愛しいというように顔中舐め尽くしながら、また最奥に熱くはちきれそうな陰茎を捩じ込んだ。
「ひ……っんやぁぁ」
同時に透明な液がとぷりと千景の屹立から溢れ出す。
「チカ……っ愛してるよ。チカは? チカは僕のこと愛してるよね?」
ひどく敏感な粘膜を擦り立てて掻き回しながら先輩は問う。
「あ……あいして……るっ………」
「そうだよね。わかってた。だからもう別れるなんて考えたらいけないよ? 千景に別れるなんて言われから、悲しくて死にそうだよ。もう二度と言わないって約束できる?」
こくこく、と必死に頷いた千景を大きなてのひらがいいこ、いいこをするように撫でる。
「チカはすぐに自信なくなっちゃうから、死ぬほど愛されてるんだって今日は信じられるまで教えてあげるね」
言葉の優しさとは裏腹に、奥の敏感な粘膜を先輩は擦りたてる。
「……っあっ……また……」
「いっぱい、 イっていいよ、チカ。 それでもっともっと僕のことで頭いっぱいにして……ああ、チカのナカ気持ちいいから僕もまたイきそうだよ……」
「あっ……待っ……ゆっくり……っあぁっ」
「ゆっくり、なんて無理だよ……チカの奥きゅうきゅうしてすごく気持ちいい……っ愛してるよ、チカ、愛してる………それは疑わないで……チカのパパとママの分までうんと愛してあげるから、ずっと一緒にいようね」
先輩は泣きそうな声で言うと、千景の躯の奥に甘い精液をたっぷりと出した。
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