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『終了です!!皆さん、お疲れ様でした。体育館に戻ってください』
そんなアナウンス音に目を覚ました流は大きなあくびをした。
よく寝た。
木の上から降りて、体育館に向かう。その途中で知ってる顔が。
「加勢」
やけにぐったりしている栄一を見つけた流は声をかけた。振り返るとすごく驚かれた。
「何だその仮面」
「これがオレの秘策だ!」
栄一は冷たい視線で「どうりで捕まらないと思った」と言った。
「お前は捕まったみたいだな」
「いや、捕まったというよりも事故で捕まったと言いますか」
「事故?」
栄一の視線がそれた。その視線の方に目を向けると、またまたイケメンが。オレンジ色の髪に人懐こい笑顔を見せるイケメンだった。
「はろーwwども、事故を起こした者ですww」とテンションが高い男が現れた。
「うわ、うざい」
「ひどいww」
「すまん、つい」
男は楽しそうにケラケラと笑っている。
「鏑木くんと同じ外部生で、誇り高い腐男子である大原咲夜ですww」
こいつ、アカリと同じ匂いがする。
「いやぁwすみませんねww観察していたら、俺が追いかけられてw警察なのにww逃げた先に栄一くんがいたわけですよww」
「あ、察したわ」
「察しがいいwwいやぁ、栄一くん申し訳ないw」
「いいよ。親衛隊の子たちに捕まるよりは気が楽だから」
「いいやつだな、お前」
「うん、自分でもそう思う」
自分で言うのか。
「そう言えば…」
流は咲夜の顔を見た。
「なんでオレの名前知ってたんだ?」
「えwクラスメイトですよw俺とあなたw」
「あ、そうだったのか」
「どんだけ興味がないのwwwあ、流ちゃんって呼んでいい?」
「別にいいけど」
「ありがとw」
▷2人目の友達ができた!
▷流はレベルアップした!!
▷やったね!!
「ま、体育館に行こうぜ」
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