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「ミャア!ミャア!ミャア!」
(凛〜!ママだよ〜!大きくなったね!)
感激のあまり涙が出そうだ。
幸い、凛は足を止めてくれた。
凛の足首に顔をスリスリすると、自転車のカゴに乗せてくれた。
よしよし。いい展開だ。
これで懐かしい我が家に帰れるわ!
凛が私を腕に抱いて家に入れてくれた。
「おかえり」
泣きたいぐらい懐かしい声。
愛しい人の声。
間違えるわけがない。
陽太の声だ。
陽太は私と凛を見て目を見開いた。
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