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陽太…!私に気付いてくれたの?
猫の姿になっても私が愛しい妻だってわかってくれたの…?
陽太はテキパキと段ボールを組み立て、新聞紙を細く裂いた。
なんかこの光景、見た事あるな…。
ひょいと陽太に抱き上げられる。
陽太ったら、気が早いわね。嬉しいけど。
「トイレはここでするの!」
私のお尻を段ボール内に固定するように押し付ける。
え。何?
私、トイレのしつけされてる…?
しょうがない。
ここでトイレしてやるか。
私が用を足していると「凛、名前はどうするんだ?」と声が降ってきた。
名前を付けようとしてるのか。
私はやっぱり猫だと認識されていて。
この家で飼おうとしてくれているらしい。
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