猫の毛

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猫の毛

いつも通るコンビニの前。 信号待ちをしていた。 その猫はコンビニの前にたむろする少年達にすり寄っていた。 信号が青になり、自転車に乗って渡る。 更に違う方向に向かう為また信号待ちをしていた。 さっきの猫も信号を渡ったらしく、今度は私の足元にすり寄ってきた。 可愛い顔をしている。 「おまえ、野良なの?」 ニャアニャアと可愛い声を出して私の足首に顔をスリスリする。 毛並みは良い。 顔も可愛い。 連れて帰ってもいいかもしれない。 直感でそう思った私は、その猫を自転車カゴに乗せた。
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