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げ、げげげー!
「げ、げげげー!」
あ、声まででちゃった。
ナニコレ、何なの、チョー好み。
長く明るい金髪に、すんなりと伸びる白い手足。
着てる服がまた、扇情的、っつーの?
白くてヒラヒラした半袖ミニスカのワンピースみたいなやつ。
妖精か! いやまさに、これで羽根さえあれば、童話に出てくる妖精みたいなビジュアルだ。
そして顔を見てみれば……
「げげげー、とは何ごとだ。敬う言葉とは思えんが」
「ね、ちょっと神さま。ん? 神さまって名乗った? じゃ神さま様か? そんでいいや。神さま様ってさ、何だってこんなキレイな顔してるの」
「ワレは神だ。崇めやすいように神さまと名乗ってやった。顔はワレ自身では見ておらん」
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