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さて、そんなことが昨日あって、今日。
太陽はまだ低く、冷たい空気が漂う中、吾輩は今、家の近くの公園にいる。
そろそろ一時間目の授業が始まる頃か。
しかし吾輩は学校へ行く気など毛頭ない。
確かに今朝、母に「行ってきます」と言って家を出てきたが、「学校へ行ってきます」とは一言も言っていない。
母が「行ってらっしゃい」と容認した時点で、吾輩はどこに行こうと勝手なのだ。
学校に行かないのに、深い理由はない。
ただ、猫というものはひどく気まぐれで、昨日行った場所に今日も行くとは限らない。
本当にただそれだけなのである。
だから今日は午前中適当に公園をブラついて、午後は適当にカラオケでダラつく予定である。
そんな気まぐれな生活が吾輩には似合っている。
もう一度言う。
吾輩は猫である。
猫だから、仕方がないのである。
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