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「髪の毛を切るくらいでなんでそんなに怒るんだよ?亜弥だってショートじゃないか」
パパがママの背中をさすりながら優しく話かけるとその手を思い切り振り払いドンッと凄い音をたてる程強く足を床に踏みつけた。
「貴方はそういうのが好きですものね!」
そう叫んだママはテレビで観た事がある般若のお面の様だった。
「そ、そういうのが好きって…亜弥だって同じじゃないか…」
「亜弥とこの子は違うのよ!違うの!」
「お、同じじゃないか…」
「同じなのは貴方とでしょ!」
何故かしどろもどろになるパパに違和感を感じながら、とにかくお姉ちゃんを助けなければと自分の部屋へと連れて行った。
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