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「オイ、オイ!あの爺さんがいるぞ!」
友達が興奮気味に声をあげた。
短縮授業の帰り、友達とマックに寄った。俺の爺ちゃんがいる。
「何で今日はここにいるんだよ!」と見つからない様に下を向き呟いた。
「ん?賢人何か言った?」友達の淳に聞かれたが言えるはずがない。何故なら…。
ある日、俺達がマックの橫の公園にいる時。
「オイ、あれ見ろよ!」
一斉に皆で見た先はマックのドライブスルー。
そこには自転車にまたがり
「ハンバーガーひと~つ!」と注文している爺ちゃんがいた。
あれが俺の爺ちゃん.高橋豆造だなんて言えるはずがない。でもよりによってよって、今日は爺ちゃん集団の隣のボックス席しか空いていない俺達はそこに座るしかなかった。
もちろん、俺は爺ちゃんに背を向けて…。
その爺ちゃんは仲間に俺の母ちゃんの事を鬼嫁と言っているのを、たまたま居合わせた病院の待合室で聞いた。
でもそれは全部爺ちゃんの勘違いだ。
そして案の定、爺ちゃん達の討論会が始まった。
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