プロローグ

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プロローグ 2060年… 地球は温暖化により真夏は熱波により気温40度が日常であり… 逆に真夏である国の逆側は極寒で吹雪に見舞われ気温は−10度… 場所によって–20度を超えることも多く… 熱波による死者と極寒による死者は年間2千万人以上となっていた… そのような現実の中… 既に世界が掲げていた2050年までに改善する「持続可能な開発目標」は達成すること無く10年が過ぎていた… 何故、達成出来ずに10年も時が過ぎたのであろうか? それは各国が真摯にこの問題に向かい合わず… 他人事として捉えていたからだ… 地球温暖化…炭素…CO2の最大排出国… C国やE国の代表は… 人口が多いことから CO2排出量が最大であり人口比からすれば他国とは… などの事を国の代表が平然と国連で報告し、自分達がどのような努力をして地球温暖化を防止するのか…? 話す事は無かった… しかし、このメッセージは10年も前のことで… 何もかも手遅れであった… もう地球は終わるのか? それは地球温暖化により海水が増え陸地が減少… 海水温は上昇し既に30度を超え深海に住む魚だけが生き残り他の生物は死滅していた… しかし、まもなく深海に住む魚も絶滅するのが秒読みとなっていた。 それは大海が無くなり行き場を無くしたマイクロプラスチックが… 深海に堕ちていき深海生物の飲用などで徐々に死滅しているからだ… そんな矢先、人類はもう一度世界がひとつになることを模索し始めた… この熱波、極寒の中、国民は生きて行くことが精一杯であり… 暮らしもままならなかった。 そしてまもなく人類が終わりを迎えようとしていた… そんな時、追い討ちをかけるように病原菌が猛威を奮い始めた… その病原菌は… 多臓器機能停止病原菌… その名は…「キケン」その病原菌は瞬く間に世界に広がっていた。 その病原菌はある特定が…
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