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男性の言葉に、青年は納得したように頷いた。
「分かりました。会うのが楽しみです」
「ええ。主人も楽しみと言っておりました。
出発までには、まだ時間があります。いろいろな話を聞きたいそうです」
男性と青年は広い廊下を歩いて、当主が待つ部屋へと向かった。
窓の外では、銀色の物体が太陽の光を浴びて輝いている。
青年の曽祖父が、見たいと望んだ未来が実現した姿だった。
おわり
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