〈第3部〉第7話

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〈第3部〉第7話

物事が衰退の一途を辿るのはほんの些細なきっかけなのかもしれない。築き上げた地位も名声も財産も、一瞬にして消えてしまう。しかしそれは人間の欲に他ならない。人は誰しも心の中に欲望を持っている。その欲望を満たすために生きていると言ってもいいだろう。人の欲とは限りないものだ。際限なく増え続け、それを止める事など誰にも出来ない。衰退もまた、運命なのだ。
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